週末の外出が続き、迎えた月曜日。やっぱりダイニングテーブルにお花がないと、どこか物足りなさを感じてしまいます。そんな気持ちで立ち寄った近所のお店で、引き寄せられた鮮やかな紫の花。何気なく手に取った2本が、テーブルの上で存在感を放ってくれました。一瞬「もしかして菊?」と戸惑いましたが、花屋さんのひとこと——「こちらは、アスターです」で、ホッとひと安心。今回はアスターの特徴や”ヤグルマギク”との違い、そしてお気に入りのガラス器での飾り方をご紹介します。
アスターの特徴と魅力
特徴 | 内容 |
---|---|
科名・属名 | キク科・シオン属(またはアスター属) |
原産地 | 北アメリカ、ユーラシア |
開花時期 | 春〜秋(品種により異なる) |
花の形 | 小花が集まっており、丸みのある形状 |
色展開 | 紫・ピンク・白・赤など、多彩 |
主な用途 | 切り花・鉢植え・花壇など |
アスターの花言葉
- 信じる心
- 思い出
- 変化を受け入れる
- 追憶
紫のアスターには、落ち着いた大人っぽさと品のある美しさがあり、花言葉とも相まって心に残る花です。
ヤグルマギクとの違い
比較項目 | アスター | ヤグルマギク |
---|---|---|
科名 | キク科 | キク科 |
花の形 | 丸く整った花形 | ギザギザの花弁が外に広がる |
茎の印象 | しっかりしている | 細くて繊細 |
花の中心 | 高めでふっくら | 平らで開いた形状 |
開花時期 | 春〜秋 | 5〜6月頃(初夏) |
一見似ていても、花姿や咲き方の雰囲気に違いがあります。
ガラス器で飾る、ダイニングテーブルのあしらい
今回の飾り方のポイントは「枝をカットし、花のサイズで分けて活ける」こと。
小さなお花はお気に入りのsghr(スガハラ)さんの試験管のようなガラス器に。
大きなお花は、別の丸い小さな器にまとめて、まるで挿し絵のような存在に。
◔以前購入したピンクのスターチスも一緒に添えて、優しい空気感を演出しています。
スガハラさんの器については、こちらの記事でもご紹介しています⇩

📷写真ギャラリー





■筆者のミニメモ
ミニメモ:今回の花選びは、ふとした偶然から始まりました。最初は「菊に似ているかも」と思いながらも、気づけばその可憐な姿に愛着が湧き、アスターの美しさに惹かれていました。小さな器に収まった紫の花たち。眺めているだけで、静かに心が整っていくのを感じます。
まとめ
仏花のイメージを持たれることもあるアスターですが、飾り方や器の選び方で、日常に寄り添う花へと表情を変えてくれます。紫の凛とした色合いは、空間を静かに引き締めてくれるよう。花を飾ることで、私たちの暮らしにもほんの少し“余白”が生まれるのかもしれません。そんな静かな存在感を、これからもそっと大切にしていきたいと思います。
今回のアレンジで使用した「スターチス」については、こちらの記事でもご紹介しています。あわせてご覧ください⇩

