路面を歩いていて、すぐに目に飛び込んできたのは、緑であふれるお花屋さん。今回は水草のアマゾンフロッグビットにも目が留まりました。メダカを飼っているわけでも、水槽があるわけでもありませんが…この可愛らしい浮草を見ていると、「テーブルの上で涼しさを楽しめるかも」とひらめき、3株だけお迎えしました。
小さな浮草にひろがる夏の世界
アマゾンフロッグビットは、柔らかな緑の葉が水面にぷかぷかと浮かぶ水草です。まるでミニチュアの睡蓮のような姿は、見ているだけで涼を感じさせてくれます。

まるで睡蓮の赤ちゃんのよう
アマゾンフロッグビットは、水草の中でも「浮き草」と呼ばれる種類。土に根を張らず、ぷかぷか水に浮かんでいる姿が、なんとも癒されます。
ガラスの器に浮かべて、夏のテーブルアレンジに
今回選んだのは、シンプルなガラス器。水を張り、そっと3つの株を浮かべてみると、それだけで空気感が変わります。キッチンの片隅、窓辺、あるいはダイニングテーブルの中央にもぴったり。


夏の涼感が漂います
飾ってみて感じたこと
もともとお花を浮かべて飾ることが好きだった私にとって、この水草もまた違った魅力を感じさせてくれる存在でした。お花のように香りや華やかさはないけれど、どこか落ち着いたグリーンの世界が広がるようで、見ていて心が整っていく気がします。

季節感はしっかりと
アマゾンフロッグビットの特徴と基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | アマゾンフロッグビット(Amazon Frogbit) |
科名・属名 | トチカガミ科・リムノビウム属 |
原産地 | 南アメリカ(アマゾン川流域) |
特徴 | ・ぷっくりとした緑の葉が水面に浮かぶ ・ランナーで増える浮草タイプ ・根は水中にたなびき、育つと白い花が咲くことも |
飾り方のポイント | ・小さめのガラス器やボウルに水を張って浮かべる ・直射日光を避けた明るい室内が最適 ・水換えは3〜4日に1度を目安に |
日持ちの目安 | 水質と日照に気をつければ、夏の間は長く楽しめる |
価格帯(参考) | 1株あたり100円前後〜(3株で300円程度から)※店舗により異なる |

1株200円…ちょっぴり高めでも、連れて帰らずにはいられませんでした。
🎼静かな水面に似合う音楽を一曲。
手嶌葵さんの「しずかだなあ」♬
こちらの曲は、まるで水草がそっと揺れる午後のようなやさしさを感じる曲です。
穏やかで澄んだ時間が流れ出すような歌声が、このグリーンの存在と静かに重なります。
■筆者のミニメモ
◆ミニメモ:浮かべるアレンジ、花にも応用して
水草だけでなく、季節のお花をガラスの器に浮かべて楽しむのもおすすめです。お気に入りのマットやクロスと組み合わせて、ちょっとしたティータイムの演出にも。

暮らしの中のひとときを豊かにしてくれます。

涼やかな空気を運んでくれます。
※写真は庭のプランターで沢山さいたマーガレットです。
まとめ~小さな水草が運んでくれる、静かな涼しさ~
大きな存在ではなくても、そっと心を癒してくれるグリーンがあります。アマゾンフロッグビットは、そんな「静かな季節の彩り」を感じさせてくれる植物のひとつ。暮らしの中のちょっとした演出に――今年の夏、小さな水草を取り入れてみませんか?
水辺のグリーンと相性の良い植物たちを、他の記事でもご紹介していますが、こちらからもご覧いただけます⇩


