お花屋さんで「小さなバラが何輪も咲いている、可愛らしい1本」に出会ったことはありませんか?
それが「スプレーバラ」。
華やかなイメージのある大きなバラとはまた違う、ふんわりと優しい雰囲気が魅力です。
今回は、スプレーバラの特徴や普通のバラとの違い、色の展開や活躍シーンを一緒に見ていきましょう?
目次
スプレーバラとは?
スプレーバラは、1本の茎から枝分かれして複数の小花が咲くタイプのバラです。
「スプレー」とは“霧のように広がる”という意味があり、花束やアレンジに取り入れると、繊細で華やかな印象に。
- 小ぶりな花が2~7輪ほど咲く
- 茎がしなやかで柔らかい
- 蕾〜開花まで段階が混ざるため、表情が豊か
普通のバラとの違いを比べてみよう
見た目は似ているようで、特徴はかなり異なります。
以下の表にまとめてみました。
スプレーバラとスタンダードローズの比較表
比較項目 | スプレーバラ | 一般的なバラ(スタンダードローズ) |
---|---|---|
花の数 | 1本に複数輪(2~7輪) | 1本に1輪 |
花のサイズ | 小ぶりで可愛らしい | 大輪で華やか |
ボリューム感 | ふんわりと広がる | 存在感が強い |
香り | 控えめなことが多い | 品種によって強い香りも |
飾りやすさ | 小さな花瓶にも合う | メインの花として映える |
出回り時期 | 通年 | 通年(品種により異なる) |
■筆者のミニメモ
◆ミニメモ:スプレーバラの名前や特徴を初めて知った時、
「1本の枝にこんなにたくさん咲くバラがあるんだ…!」と小さな驚きがありました。
それからは、お花屋さんで見かけるたびに、自然と目がいくようになりました。

スプレーバラ・色のバリエーション
スプレーバラは、淡いパステルカラーが特に豊富です。
柔らかい色合いが、他のお花とも自然になじみます。
色 | 印象 |
---|---|
ピンク系 | 可憐で優しい印象。お祝いや日常使いにぴったり。 |
白・アイボリー系 | 清楚でナチュラル。ウェディングやアレンジに◎ |
オレンジ・アプリコット系 | 元気で明るい。元気を届けたい場面に |
グリーンやニュアンスカラー | 落ち着いたお洒落な印象に仕上がる |
最近はスモーキーピンクやブラウン系の色合いも増えてきて、ニュアンスカラーが人気です。
スプレーバラはどんなシーンにおすすめ?
- 花束に:ボリュームを出したい時や、ふんわりとした印象にしたい時
- アレンジメントに:他のお花と自然になじみ、動きを出してくれる
- おうち花に:1本でも数輪咲くので、ミニ花瓶にぴったり
特に1輪ずつに切り分けると、小さな器でも楽しめるので、日常づかいにもおすすめです。
~スプレーバラは気づけば寄り添ってくれている花~
大きなバラのような存在感はないけれど、さりげなく空間に馴染み、周りをやさしく引き立ててくれる。
そんなスプレーバラは、知るほどに愛おしくなるお花です。
次回は色ごとの花言葉や、赤・ピンク・白などの魅力にも注目していきたいと思います。
■筆者のミニメモ
◆ミニメモ:花瓶に、スプレーバラだけを2輪飾ってみたら、可愛らしくて…。
気がつけば、普通のバラよりも出番が増えてきたように思います。
リビングが華やかになって、気持ちを和ませてくれる存在です。
