カラーの花ってどんなお花?すっとした佇まいと、想いのこもった花言葉

すらりと伸びた茎に、ゆるやかなカーブを描く花。
「カラー」は、飾るだけで空間が引き締まり、静かな存在感を放つお花です。

以前は鉢植えとして出会った記憶があるのですが、最近では、花瓶に活けるお花として我が家でもすっかり定番に。
清らかで品のあるその姿に、ふと気づくと心が整っているような気がします。

目次

カラーとの出会い。最初は鉢植えでした

私が最初にカラーを飾ったのは、たしか鉢植えだったような気がします。
葉の艶やかさ、静かな立ち姿が印象的で、水やりをしながらよく眺めていたことを思い出します。

切り花として再会してからは、ガラスの花瓶に活ける楽しみも知りました。
1輪でも十分に美しく、空間の“余白”まで引き立ててくれるような、そんな佇まいがあります。

カラーの基本情報と特徴

カラーはサトイモ科の植物で、「花びらのように見える部分」は苞(ほう)と呼ばれ、
中心にある棒状の部分が実際の花(肉穂花序)です。

項目内容
学名Zantedeschia (ザンテデスキア)
分類サトイモ科カラー属
原産地南アフリカ
出回り時期通年(特に春~初夏)
花の特徴花のように見える部分は苞。中心が花
茎の長さ40〜80cmほど。しなやかで曲線的
香りほとんどなし(品種によって微香)

カラーは湿地を好む植物で、切り花でも水をしっかり吸わせると長持ちします。
ガラスの花瓶など、すっきりとしたスタイルに特に映えるお花です。

カラーの色のバリエーションと印象

カラーといえば「白」というイメージが強いですが、実は他にも多彩な色があります。

印象
清楚で上品。ウェディングや弔事にも使われる
黄色明るく元気な印象。ナチュラルな空間に◎
ピンク柔らかく優しい雰囲気
深みとミステリアスな印象。大人っぽさが魅力
チョコレート系落ち着いたニュアンスカラー。個性派アレンジに人気

色が違うだけで、カラーのもつ雰囲気ががらりと変わるのが面白いところです。

■筆者のミニメモ

◆ミニメモ:カラーといえば白しか知らなかった私。
花屋さんでピンクや黄色のカラーに出会った時、「あ、こんな色もあるんだ…」と驚きました。
色が違うだけで、こんなにも印象が変わるなんて。
それ以来、カラーを見かけるたびに、“色”に目もいくようになりました。

カラーの花言葉と、贈る場面

カラーには、その佇まいにふさわしい凛とした花言葉があります。

花言葉
「清浄」「純粋な美しさ」「華麗なる美」
黄色「壮大な美」
ピンク「温かな心」
「夢見る美しさ」

カラーは、結婚式やお悔やみの場など、さまざまな“想い”を込める場面で使われる花でもあります。
控えめで香りも強くないのに、その姿ひとつで語ってくれるような強さがあります。

~カラーは「語らずして伝える」ような花~

ふんわりとカーブしたその形。
静かで清らかで、それでいて芯のある存在感。
カラーは「花で気持ちを整える」ことを教えてくれたお花かもしれません。

白だけじゃなく、いろんな色があることに気づいた今、
これからはその日の気分で色を選ぶことも、ひとつの楽しみになりそうです。

■筆者のミニメモ

◆ミニメモ:切り花で出会ったカラーを活けてみると、部屋の空気までスッと整ったような気がして…。
静けさが、暮らしに心地よい余白を与えてくれるのかもしれません。

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