ドウダンツツジが人気の理由|特徴や日持ちの目安・品種の違いまで詳しく解説!

ナチュラルで洗練されたインテリアに人気のグリーン「ドウダンツツジ」。初夏から夏にかけてお花屋さんの店頭で見かけることが増え、枝ものグリーンの代表格として注目されています。スッと伸びる枝と、小さく揺れる葉のバランスが美しく、ひと枝でも空間がすっきりと整うのが魅力。この記事では、ドウダンツツジの特徴、人気の理由、飾る時期や日持ち、品種の違いまで丁寧にご紹介します。暮らしに静かな緑を取り入れてみたい方、ぜひ参考にしてください。

目次

お部屋に飾るドウダンツツジの特徴は?

ドウダンツツジ(満天星躑躅)は、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。春に小さな白い釣鐘型の花を咲かせ、秋には紅葉する植物ですが、インテリアとして親しまれているのは、葉が青々と茂る5月〜7月の初夏の時期です。

お部屋で飾る際の特徴をまとめると:

特徴内容
枝ぶり細く伸びる枝が直線的。空間に「余白」を作り出す
葉の印象小さくやさしい葉が風に揺れるように動きがある
季節感飾るだけで初夏らしさ、涼やかさを演出できる
和洋両対応北欧風、和モダン、ナチュラルインテリアにも調和しやすい

花瓶でいけるドウダンツツジは何で人気なの?

枝ものグリーンの中でもドウダンツツジはとくに人気が高く、インテリア雑誌やSNSでも頻繁に登場します。その理由は次のようなポイントにあります。

  • 1本で絵になる存在感:大ぶりの枝でも圧迫感が少なく、すっきりとした空間に。
  • 花瓶に挿すだけで美しい:アレンジ不要で成立する手軽さ。
  • 瑞々しい葉の動きが涼しげ:暑い季節にもぴったり。
  • 生活感を消し、空間を整えてくれる:視覚的ノイズが減り、整った印象に。

ナチュラルなライフスタイルを好む人にとって、「枝を飾る」ことそのものが暮らしを整える所作のひとつになっているようです。

購入時期

ドウダンツツジの切り枝が花屋さんに並び始めるのは、毎年5月中旬〜7月中旬ごろです。

状態・特徴
5月中旬〜6月上旬若葉が軽やかで、枝ぶりも柔らかい。いちばん人気の時期。
6月中旬〜7月上旬葉がしっかり茂り、ボリュームのある姿に。日持ちも良好。
7月中旬以降出回り数が減る。希望の枝が見つかりにくくなる時期。

日持ちの期間

ドウダンツツジは室内に飾っても比較的長持ちする枝ものです。
水替えや切り戻しなどのケアをすれば、10日〜2週間ほど楽しむことができるといわれていますが、環境が整えば1か月以上、さらには2か月以上持つこともあります

■筆者の体験メモ

体験メモ自宅では、2か月以上日持ちしたことも。
こまめな水替えと切り戻し、風通しの良い明るい室内で丁寧に飾ったところ、葉はパリッとしたままで、見た目も清潔感が保たれていました。枝ものの生命力を実感する体験でした。

毎年4月のおわりにお迎えする、わが家のドウダンツツジ。 朝日が差し込むダイニングで、この季節をそっと楽しんでいます。
環境条件日持ちの目安
涼しい室内(25℃以下)約10〜14日(一般的目安)
水替え・切り戻しを継続約1〜2か月
高温多湿/水替えが少ない環境約5〜7日

長持ちさせるためのポイント

  • 水に浸かる部分の葉を取り除く(腐敗を防ぐ)
  • 枝元を斜めに切り、吸水しやすくする
  • 水替えは毎日〜1日おきに
  • エアコンの風が直接当たらないようにする

品種によって、色や形はさまざま

ドウダンツツジにもいくつかの品種があり、葉の色合いや枝の繊細さに違いがあります。
切り枝として出回る際に品種名が明記されていないこともありますが、実際は以下のような特徴があります。

品種名特徴
アカドウダン葉がやや赤みを帯び、秋の紅葉も美しい
シロドウダン葉が明るく柔らかい印象。枝も繊細で軽やか
ヒメドウダン全体に小ぶりで可憐な雰囲気。小さな器にも合う

購入の際は、実際に手にとって枝ぶり・葉の密度・色合いを確認して選ぶのがおすすめです。

ドウダンツツジのある暮らしで、空間が整う

ドウダンツツジは、お部屋に飾るだけで空気が整うような、静かで凛とした存在感をもつ枝ものです。
花のように華やかではないけれど、暮らしの中に「季節」と「余白」を運んでくれる不思議な魅力があります。

花瓶に挿すだけで成立するシンプルさと、日々の暮らしの中で長く楽しめる持ちの良さ。
ぜひ今年は、ひと枝のドウダンツツジから始める葉もの・枝ものスタイルを楽しんでみてくださいね。

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