ユリの花の魅力|種類・花言葉・飾り方・長持ちのコツまで

華やかな存在感と、ふわりと漂う上品な香り。ユリは、ホテルのロビーから家庭のリビングまで、さまざまなシーンで活躍してくれる花です。

贈り物として手にする機会も多く、花束やアレンジに入っているだけで空間が華やぎますよね。この記事では、ユリの特徴や種類、色別の花言葉、長持ちさせるコツや、私がユリを選ぶときのこだわりなどをご紹介します。

目次

ユリの花の基本情報

項目内容
学名Lilium (リリウム)
科名ユリ科
属名ユリ属
分類多年草(球根植物)
原産地北半球の温帯地域
開花期初夏〜夏(5月〜8月)
特徴大輪で香り高く、種類によって香りや咲き方が異なる

ユリの主な種類と咲き方の違い

ユリにはさまざまな種類がありますが、特に有名なものは以下の通りです。

  • オリエンタルリリー:華やかな香りと大輪の花が特徴。カサブランカなどが有名。
  • アジアティックリリー:香りは控えめですが、カラーバリエーションが豊富で丈夫。
  • ロングリリー(テッポウユリ):細長い筒状の花が特徴。清楚な印象。
  • スカシユリ:花びらが反り返って開く、ナチュラルな印象の品種。

なかでも有名なのが、白く大輪で香り高い「カサブランカ」
「ユリの女王」とも呼ばれ、ブライダルやお祝いの席でもよく用いられます。
その華やかさと気品から、ユリといえば「カサブランカ」を思い浮かべる方も多いかもしれませんね。

色ごとの花言葉

花言葉
純潔・威厳
ピンク思いやり・優しさ
黄色陽気・偽り
情熱・愛情
オレンジ華麗・愉快

ユリを長持ちさせるためのポイント

ユリの切り花を少しでも長く楽しむためには、以下の点に気をつけましょう。

  • 水はこまめに交換:水が濁りやすいため、毎日交換するのが理想。
  • 茎を斜めに切る:切り口の面積が広くなり、水を吸いやすくなります。
  • 風通しのよい涼しい場所に飾る:直射日光やエアコンの風を避けて。

●気にかけておくといいこと!ユリの花粉は取り除いて!

お花屋さんで購入したユリの花には、すでに開いた花のおしべの先端につく花粉が取り除かれていることが多いものです。けれど、自宅で飾っているうちに、新しく開いた花には花粉がそのまま付いていることがあります。

そのままにしておくと、花びらに落ちてシミのようになってしまったり、見た目にも美しさが損なわれてしまうことも。さらに、花粉が花の老化を早めるとも言われているため、見つけたら早めに取り除いてあげると、お花がより長く楽しめます。

ピンセットやティッシュなどで、優しく花粉をつまむように取るのがポイント。おしべを引っ張ってしまうと花びらが落ちてしまうこともあるので、できるだけそっと触れるように心がけてください。

■筆者のミニメモ

◆ミニメモ:お花屋さんで購入した時には取り除かれていたのに、 数日経つとまた新しい花粉が出てくることも…。 香りの立つユリを楽しみながら、 ふと見たときに花粉が出ていたら、そっと一手間を。 お部屋やお洋服に花粉がつくのを防げて気分も爽やかです。 ユリの花粉は、洋服や手につくと落としにくいので、注意して取り扱いたいですね。

■筆者がユリを飾るときの工夫とこだわり

◆ミニメモ:ユリの香りが好きな私は、自宅で飾るときには、香りのある種類を選ぶことが多いです。
特に、冷暖房を使わず、部屋を閉めきらない季節には、家じゅうに自然な香りがふんわりと広がるよう工夫しています。 梅雨の時期には、湿気によるこもった空気を和らげてくれる気がして、あえてユリを選ぶこともあります。ただし、ユリの香りが強く感じられる方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、香りが控えめな「アジアティックリリー」などがおすすめです。 香りの好みに合わせて、空間や季節にぴったりのユリを選ぶことも、私にとっては楽しみのひとつです。

まとめ|香りと存在感で心に残る花

存在感のあるユリは、1本でも、ブーケでも、ロビー装花としても映える花。香りと華やかさの両方を楽しみたい方にぴったりです。飾るだけで空間に季節感と気品を与えてくれるユリを、ぜひ暮らしに取り入れてみてください。

ユリ・トルコキキョウ・かすみ草を合わせたアレンジ。凛とした美しさとやわらかな空気感が、空間をやさしく包み込んでくれます。

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