お花を買ったら、最後まで楽しみたい。私はいつも、一輪挿しや小さな花器に分けて飾りながら、
少しずつ花の変化を見届けるのが、暮らしの中のささやかな楽しみになっています。

一部の花はまだ元気だったので、思いきって数本ずつに分けて、小さな器に移し替えることに。
花が弱ってきたとき、どうする?
最初にしおれてしまうのは、花の一部だけということも多いですよね。
そこで私は、元気な部分だけを小さな花器に分けて、いろんな場所に飾り直すようにしています。
一輪ずつに分けて飾るだけで、花の表情がぐっと引き立ち、空間も新鮮に感じられます。
小分けにして飾ると、花の魅力がぐっと身近に
大きな花瓶では見落としていた細やかな色やかたちも、小さな器ならしっかりと見えてきます。
花瓶がなくても、ちょっとしたガラス容器でじゅうぶん。
テーブルの端、窓辺、洗面台…
家の中に「花の居場所」をいくつか作ることで、暮らし全体に温かみが生まれます。

飾る場所で変わる花の表情
キッチンに
料理や片づけの合間、ふとした時に目に入る花があると、気分がほんの少し上向きます。
キッチンの小窓など、自然光の入る場所との相性も抜群です。

洗面所に
今回は、ユーカリの香りが意外と強く、キッチンでは落ち着かなかったため、洗面所に置くことにしました。
結果的に、空気の入れ替えと香りのバランスが心地よく、朝の身支度の時間が静かな癒しに。
筆者のミニメモ:
ユーカリの香りは、空間によって「癒し」にも「強すぎる主張」にもなることを感じました。
洗面所ではすーっと気持ちを整えてくれる存在に。

小さな一輪も、立派な花の舞台
捨てずに活かすという選択が、思いがけず新しい景色を連れてきてくれることもあります。


写真立ての前に一輪だけ。お花の影が映る時間もまた、静かなご褒美。
最後まで、花と一緒に過ごす
ほんの少しの工夫で、お花のある時間が、ぐっと深く心に残るものになります。
今回も、アリウムやスターチス、ユーカリなどを分けながら、部屋のあちこちに小さな彩りを添えて、最後まで楽しみました。花は、咲き誇るときの華やかさだけでなく、そっと静かに終わっていくその姿にも、美しさがあるのだと感じます。
まとめ|無理せず続けられる、私なりの「花との付き合い方」
お花を長く楽しむための工夫って、案外、特別なことじゃなくていいのかもしれません。
「一輪ずつに分けて、ちょっとずつ楽しむ」——それだけで、毎日の空気が少しやわらかくなる気がします。