~母から娘へ、花のある時間~
一人暮らしをしている娘から、時々届く写真。そこには、美しく咲いた花々とともに、彼女の暮らしを彩るやさしい空気が写っています。今回送られてきたのは、白と淡いピンクのバラ。花のある暮らしが、こうして次の世代にも自然と受け継がれていることが、なんだか嬉しくなりました。
うっとりするほど美しい、白いバラ

まるで羽のようにやわらかく

白いバラが凛と咲いています

花の息づかいまで感じられるよう
淡いピンクのバラに、やさしさを重ねて

大人っぽい可愛さに


お互いを引き立て合うように
娘の暮らしと、花の記録
送られてきた写真は、あまりに綺麗で、思わず「拾い画?」なんて笑ってしまうほど。でも、どれも娘が自分で飾り、そして撮ったもの。今は一眼レフに夢中で、パパのお古のカメラを持って実家を離れていきました。
彼女の住んでいる地域には、コスパのよい卸売りのお花屋さんがあるそうで、いつも驚くような価格で新鮮な花を手に入れているようです。お気に入りのガラス花器と、手持ちのキャンドルや雑貨たち。カメラを構えながら、少しずつ自分らしい空間をつくっていく姿は、どこか私に似ているようで、でもまったく新しいスタイルで…。
花のある暮らしを、自分なりに楽しんでいる姿が、こうして伝わってくるのが、なんとも嬉しくて。
まとめ|花がくれる、ささやかな幸福
何気ない日常の中で、花を飾るというひと手間。それはきっと、心に小さな余白をつくってくれるものなのかもしれません。この美しいバラたちも、娘の部屋の中で、そっとやさしい時間を咲かせていたのだと思います。
🎼今日の一曲
La Vie en Rose 「バラ色の人生」♬ 手嶌 葵
やさしいバラの時間にそっと寄り添ってくれるのは、以前、フランス旅行を控えていた頃に、なんとなく気分が高まって耳にしていたシャンソン。手嶌葵さんが歌う『La Vie en Rose(バラ色の人生)』です。
“バラ色の人生”という言葉が、白とピンクのバラにふわりと重なって、花の一輪一輪に息を吹き込むようでした。
静かな歌声とともに、心がやさしくほどけていくような時間でした。
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■筆者のミニメモ
◆ミニメモ:ちなみに父の日に贈られるバラは、黄色が定番なのだそう。「感謝」「元気」という意味があるそうで、今年はお花屋さんでも黄色いバラが人気だとか。私が今回紹介したのは、白とピンクのバラでしたが、どの色も、それぞれの“想い”が込められている気がします。
ほかにも、娘との思い出を綴った記事があります。ぜひのぞいてみてくださいね。⇩


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